2020年09月17日のエントリー

東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』キャスト・インタビュー~ダニロ役 宮本益光「憧れの人が演じていたダニロ役」

11月公演『メリー・ウィドー』キャストからのインタビュー動画、第2回は、ダニロ役のバリトン宮本益光(11/26、28出演)が登場です。 「意外だ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ダニロは今回が初役。そこには並々ならぬ想いがありました。


東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』ダニロ役の、速水もこ…宮本益光です。
ダニロ役は「二枚目役」とされるかもしれないけれど、決してそうは思っていなくて。ひょうきんな面もあれば、人間的な面もある。登場のときには、「書類は面倒で、自分は働くのは嫌いなんだ」って言う。ちょっと肩の力の抜けた、大好きな役です。
ダニロという人は、人生を楽しむ術を心得ている、と思う。社会の歯車のひとつとして生きるのではなくて、人生を謳歌する。そこには失恋もあるのかもしれないし、成就した恋もあるのかもしれない。その洒脱な部分を、なんとかうまく演じて、見ていらっしゃる方、特に男性の方に、あんな生き方できたらいいなあ、ああいう生活送ってみたいなあ、と思っていただけたらと思います。

●故・立川清登氏への想い
二期会といえば『メリー・ウィドー』。
私が生まれる前から上演していて、その頃ダニロを演じていたのが、立川清登さん。若い方はもう知らないかもしれないし、私もお会いしたことはないけど、私にとってはヒーローのような方です。すごくユニークな方。だけど、本物。クラシック音楽の裾野を広げるために尽力を惜しまなかった。天才だと思っているんですよね。
その立川さんがずっと大事にしてこられたダニロという想いがあるものですから、今回私は、それに少しでも追いつけ、できれば追い越したい、という想いで臨むと強く決意しています。

―Q『メリー・ウィドー』の中でも最も有名なナンバーの一つにハンナが歌う「ヴィリアの歌」があります。ハンナの故郷の恋物語の歌です。この歌にちなんで、宮本さんの故郷の歌、想い出の歌があれば教えてください。
(考えながら)あのね、クラシックじゃないけど、高校生の頃、玉置浩二さんにドハマりしていて、ピアノや歌の練習の傍ら、そればっかり弾いちゃ歌ってたんですよ……

*     *     *


▼『メリー・ウィドー』公演情報ページはこちら
2020年11月公演 F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年11月25日(水)18:30※、26日(木)18:30★、27日(金)14:00、28日(土)14:00★、29日(日)14:00 日生劇場
(※…プレビュー公演/★…ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵役 宮本益光 出演日)
指揮:沖澤のどか/演出:眞鍋卓嗣
管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
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※9/17現在、11/26(木)・27(金)・28(土)・29(日)公演は予定販売数終了となりました。

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