2019年11月18日のエントリー

無条件に楽しい!!
指揮 大植英次×演出 鵜山 仁 コンビによる『天国と地獄』はもうすぐ!

間もなくの開演となった、東京二期会オペラ劇場 オペレッタ『天国と地獄』。作曲者オッフェンバックの生誕200年を飾る当公演は、底抜けに明るい作品に仕上がっております!
ご存知のようにこの作品はギリシャ神話「オルフェオとエウリディーチェ」をパロディー化した作品。原作では仲睦まじいカップルだったオルフェ(オルフェオ)とユリディス(エウリディーチェ)の2人が、このオペレッタでは倦怠期でお互いに別の愛人を持っています。

それでは日生劇場で始まった舞台稽古の様子から、物語の一部をご紹介いたします。
※稽古写真(画像処理しています)ですので、装置、衣裳、照明は本番とは異なります


登場時点ですぐに始まるオルフェとユリディスの夫婦喧嘩


地獄の王プルートの手引きで、ユリディスは原作通りに命を落とし、地獄に連れて行かれます。


命を落とした妻を取り戻しにいくことを「世論」に諭され、オルフェは嫌々天国に向かう。

オルフェが向かった天国では、主神のジュピターを始め様々な神様が変化のない天国の生活に退屈して暮らしています。
この神々が、皆非常に人間臭く、新しい刺激や恋模様に一喜一憂する様に親近感を持って楽しんで頂けると思います。


恋多きジュピターもユリディスを狙っています。


ドタバタの末、神々や世論と共にオルフェは地獄に向かうことに…

指揮の大植英次は2013年『こうもり』依頼となる二期会公演への登場。「楽しくなければオペレッタじゃない!」の言葉通りの沸き立つような音楽作りで、特に一度は耳にされたことのある”地獄のカンカン”は必聴!
演出の鵜山 仁により、登場人物ごとの性格付けが際立ち、各キャラクターの衣裳や、舞台装置も鮮やかで視覚的にも喜んで頂けること請け合いです。
歌あり、踊りありで笑顔の絶えないオペレッタ。どうぞお見逃しなく!

*     *     *


▼オペレッタ『天国と地獄』公演情報ページはこちら
2019年11月公演 J.オッフェンバック オペレッタ『天国と地獄』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年11月21日(木)18:30、22日(金)14:00、23日(土・祝)14:00、24日(日)14:00 日生劇場
指揮:大植英次/演出:鵜山 仁/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


Page Top

11月公演オペレッタ『天国と地獄』~【神々のご紹介シリーズ6】酒の神バッカス&伝令の神マーキュリー

東京二期会オペラ劇場11月公演 オペレッタ『天国と地獄』はいよいよ今週木曜に開幕致します!そして配役紹介は第6弾。最後にご紹介するのは、酒の神「バッカス」から峰 茂樹と、ギリシア神話界随一の俊足を誇る伝令の神「マーキュリー」から升島唯博です。

*     *     *


《バッカス》
峰 茂樹(11/21・23出演)
――バッカスはどんな神?
バッカスと言えば、皆さんよくご存知のチョコレートを連想すると思いますが、2幕2場の地獄の宴会で登場する、酒の神であります。
この催しのスポンサーと言ったところでしょうか。このオペラの中で最高に盛り上がる場面であり、この宴が最高潮に達したところで、あの"カステラ1番電話は2番"のCMで有名になったあのメロディが登場してドンチャン騒ぎとなります。
――バッカスの人物(?)像は?
毎夜毎夜、綺麗な女達を侍らせて、酒にまみれて、歌や踊りに明け暮れるボス的存在。
――公演に向けて意気込みを教えてください。
残念ながらバッカスには今回の演出ではソロもセリフも一切ありません。その中でどうやって存在感を出して目立つかが課題でしょう。
これまで、いろいろなオペラで、出番が少ない一発芸で勝負して参りましたが、ここが“オペラ芸人”の真骨頂!頑張ります!

稽古場風景より 手前で寝ているのがバッカス峰、右に立つのはジュピター(大川 博)

《マーキュリー》
升島唯博(11/21・23出演)
――マーキュリーはどんな神?
ローマ神話ではマーキュリー(メルクリウス)、ギリシャ神話ではヘルメス(Hermes)と呼ばれる、オリンポス十二神の一人です。神々の伝令役で、盗賊、商人、職人の庇護神。ちなみにヘルメス(Hermes)をフランス語読みすると「エルメス」となり、ファッションブランドの名前と同じになります。
――マーキュリーの人物(?)像は?
神々の長で、自分の父親であるジュピターに仕えるが、自分の利益の為に動き、あまり他者とは深く交わらない。行動も、頭の回転も、喋りも速い。
――『天国と地獄』の魅力と自身の意気込みを
今回の版では短くカットされていますが、マーキュリーの登場シーンに歌われるロンド・サルタレッラは聴き応えがあります。それと、情報収集の為に色々とアイテムを使っていますので是非お楽しみください。
このオペレッタの中には皆さんが知っている曲がいくつも入っていて、聴いているだけでウキウキ、そしてニマッ・・・っとしてしまいます。楽しい内容、超絶技巧の歌、実は調べれば調べるほどよく練られたパロディーの伏線など、このオペレッタには盛り沢山な「芸術」が詰め込まれています。
皆様のご来場をお待ちしております!

稽古場風景より 宴のシーン、ミネルヴァ(髙品綾野)と踊りを眺めるマーキュリー升島。

*     *     *


▼オペレッタ『天国と地獄』公演情報ページはこちら
2019年11月公演 J.オッフェンバック オペレッタ『天国と地獄』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年11月21日(木)18:30、22日(金)14:00、23日(土・祝)14:00、24日(日)14:00 日生劇場
指揮:大植英次/演出:鵜山 仁/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人公益財団法人ニッセイ文化振興財団【日生劇場】

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


Page Top