2019年08月07日のエントリー

二期会オペラ研修所 公開授業を開催しました!

去る8月4日、二期会オペラ研修所の公開授業を開催しました(会場:二期会会館 第1スタジオ)。
オペラ歌手を目指している大学生・大学院生をはじめ、オペラにご興味のある皆様より定員を上回るご応募をいただき、全国よりたくさんの方にご参加いただきました。

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今回の講師は、声楽講師が小森輝彦(本科 小森クラス主任)と腰越満美(本科 川上クラス副主任)、演技指導講師が中村敬一(マスター 大倉クラス演技指導講師)。

授業に先立ち、声楽講師の小森より研修所について紹介いたしました。
「二期会オペラ研修所の最大の特徴は、“オペラ団体が運営する機関”であることです。実力がある場合、修了後すぐに二期会会員の資格を得ることができます。入会後はオーディションを受け、二期会オペラにデビューすることもできます。研修所修了生には舞台へのステップとして、「アンダースタディ制度」があります。また、カヴァーを任せられるチャンスも多くあり、カヴァーが本番で歌い、キャリアアップしていくという事例もあります。このように、すぐにオペラの現場に飛び込めるという環境で学ぶことができます。
クラスの講師陣ですが、声楽講師・助演はオペラの第一線で活躍している歌手です。授業では二期会公演に出演している助演と間近で歌うことができます。また、指揮者は本科・マスタークラス、演出家は全学年に出講しますが、いずれもオペラの現場から集まっています。
研修所は予科・本科・マスタークラスの3つの学年で構成されていますが、それぞれのスキルやプランによって学ぶ期間を選択することもできます。予科から入学し、レチタティーヴォ・セッコを含めてきっちり基礎から3年間学ぶことも、入試で本科またはマスタークラスから編入することも可能です。」

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今回の授業では、モーツァルト『フィガロの結婚』、『コジ・ファン・トゥッテ』と、ドニゼッティ『愛の妙薬』、『ドン・パスクワーレ』を取り上げました。いずれも研修所の授業で多く取り上げられる場面です。

まずは歌唱に集中した音楽稽古から。受講生自身が今、課題と感じている点をふまえて、発声、発音などの面を細かく丁寧に進めていきます。
なお、助演として参加しているのは、第63期マスタークラスの現役研修生たちです。

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続けて演技を付けた立ち稽古に入ります。
演じる役の性格や心理、置かれた状況などを、演技指導講師との対話の中で受講生自身が考察し、動きをつけていきます。

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授業終了後、聴講生からのご感想でとても多かったワードが「変化」でした。
「受講生のよさを引き出し、授業時間のなかで変化がみられた」「変化していく様子を間近でみられてよかった」等のお声を多数いただきました。
厳しい暑さのなかご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

今後は9月に第65期予科の授業見学を実施します。
また、12月と1月にも予科・本科・マスタークラスの全クラスにて授業見学を予定しています。

▼開催日時、お申し込み方法等の詳細は、こちらの研修所ホームページをご覧ください
二期会オペラ研修所のご案内 - 東京二期会

こちらも、皆様のご参加をお待ちしています。

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