同世代の声楽家として、互いに尊敬し信頼を寄せるテノール望月哲也とバリトン宮本益光。
オペラ歌手を志し、東京藝術大学の学生として出会ってから20年あまり。これまでにオペラやコンサートでの共演は数多くありますが、来る10月7日(日)にトッパンホールで開催する「ジョイントリサイタル」は、二人にとって初めての企画となります。
テノール 望月哲也 |
バリトン 宮本益光 |
リサイタルのテーマは「近代歌曲の肖像」。第一次世界大戦の前に生まれ20世紀に活躍した作曲家と、その時代に焦点を当てたプログラムをお送りします。
イタリアから〈チマーラ〉〈レスピーギ〉。フランスから〈ラヴェル〉〈デュパルク〉。そしてドイツからは〈マーラー〉〈R.シュトラウス〉を取り上げます。日本人作曲家からは、山田耕筰が1910年にベルリンへ留学し西洋音楽の黎明期を経た次の世代となる〈橋本國彦〉(文部省留学生として1934~37年に渡欧、シェーンベルクにも師事)と、ラヴェル、ドビュッシーの音楽に親しみ、オペラ作品も残した〈清水 脩〉。
この時代に芸術を志し、母国を出て、異国の芸術に親しんだ作曲家たち。多様な文化が、初めて同時代的に推移し、戦争の風に吹かれた時代でもあります。
オペラ、声楽界の第一線で活躍する類まれなる盟友が、特別な思いを秘め、珠玉の作品を選んでお届けする歌曲の夕べ。その芸術を生み出した時代、作曲家の人生、そして受け継がれてきた詩情豊かな世界。秋のひととき、その深い魅力へ誘います。
チラシ(PDFファイル) |
■■■ 公演情報 ■■■ 望月哲也・宮本益光 ジョイントリサイタル 「近代歌曲の肖像」 日時:2018年10月7日(日) 14:00開演(13:30開場) 会場:トッパンホール【アクセス】 (東京都文京区水道1-3-3) 料金:全席指定 5,000円 《チケット発売中!》 出演:望月哲也(テノール)、宮本益光(バリトン)、山口佳代(ピアノ) 予定プログラム: ・レスピーギ 「四つの抒情歌」より 〈宮本〉 ナイアデ 古き歌に寄せて ・チマーラ 〈望月〉 海辺の光景 マリーンの鐘 海のストルネッロ ・ラヴェル 「ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン=キホーテ」全曲 〈宮本〉 空想的な歌 英雄的な歌 酒の歌 ・デュパルク 〈望月〉 悲しき歌 旅への誘い ロズモンドの館 ・マーラー 「リュッケルトによる5つの歌曲」より 〈宮本〉 この世に私はいない たおやかな香りをかいだ 真夜中に ・R.シュトラウス 「四つの歌曲」 〈望月〉 憩え、我が魂 チェチーリエ ひそやかな誘い 明日には! ・清水 脩 〈宮本〉 サーカス ・橋本國彦 〈望月〉 お六娘 |
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・望月哲也・宮本益光ジョイントリサイタル 近代歌曲の肖像 - 東京二期会
●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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◆望月は今後、10月末~11月にかけてフトメン・ユニット、IL DEVU(イル・デーヴ)待望となる今年の全国ツアーが予定されています。10/27(土)のHakuju Hall(完売)を皮切りに、福岡、札幌、横浜、栃木、岩手で4人の熱い歌をお届けします!詳しいご案内は後日。
◆宮本は2019年2月の東京二期会オペラ劇場 黛 敏郎『金閣寺』溝口役への出演にご注目ください!
▼東京二期会『金閣寺』公演情報はこちらから
・フランス国立ラン歌劇場との共同制作 2019年2月公演 黛敏郎オペラ『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場
指揮:マキシム・パスカル/演出:宮本亜門/管弦楽:東京交響楽団
9/22(土)~二期会オペラ愛好会先行予約、10/6(土)~一般発売