2017年12月16日のエントリー

英雄ローエングリンに憧れたルートヴィヒII世の物語

東京二期会『ローエングリン』2月21日(水)のプレミエにむけて、演出・深作健太による新制作のコンセプトや舞台、衣裳などが少しずつ形になりつつあります。先週も来月から始まる立ち稽古(音楽に沿って演技をつけてゆく稽古。二期会オペラでは稽古場に舞台とほぼ同じ寸法をとって立ち稽古を行っています)を前に、福井 敬、小原啓楼の両タイトルロールと綿密に打ち合わせを行いました。
オペラ版‘深作組’がいよいよ本格的に始動します!



上:福井 敬(左)
下:小原啓楼(左)
(いずれも打合せ時に撮影)

オペラ『ローエングリン』 ― 悲劇のバイエルン王、ルートヴィヒII世がこよなく愛し、その幻想世界に耽溺した、至高のロマンティック・オペラ。
今回、深作はこの物語を、ルートヴィヒII世やエリザベートが実際に生き、そして、ワーグナーが生きた19世紀バイエルンの時代背景と重ね合わせて描きたい、と語っています。

▼東京二期会ウェブサイトのオペラを楽しむ特集の記事もあわせてお読みください
『ローエングリン』とは誰なのか?(深作健太)|オペラを楽しむ - 東京二期会

「白鳥の騎士」と称される、英雄の中の英雄ローエングリン。ルートヴィヒII世は、なぜこの伝説の英雄に憧れ、なぜこのファンタジーに溺れるにつれて政治の表舞台から姿を消すことになってしまったのか。
ワーグナーのオペラの中でも屈指のロマンティックな旋律があふれる本作品。そのロマンを切に求めた人間の想いをも描くことで、現代に生きる私たちの前にこの作品の真の姿を描き出そうとします。

どうぞ本公演にご期待ください!
 
 
本公演プロダクションのより詳しい演出コンセプトについては、1月21日(日)14時よりドイツ文化会館OAGホールにて開催いたします〈二期会プレ・マチネ〉においてお聞きいただけます。この機会に是非お越しください!(入場無料・要事前申込)

▼〈二期会プレ・マチネ〉のご案内記事はこちら
1月21日(日)開催!開局20周年クラシカ・ジャパンpresents〈二期会プレ・マチネ〉映画監督 深作健太と『ローエングリン』~今、僕が考えていること - オペラの散歩道(二期会blog)
 
 
▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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