2017年08月10日のエントリー

10月『蝶々夫人』ピンカートンで二期会デビューを飾る!テノール宮里直樹の歌声を、8/16(水)アグネスホテル・ランチタイムコンサートで

東京二期会の伝統を形成しているといってもよい、プッチーニ『蝶々夫人』の舞台に、新しいピンカートンが誕生します。

 テノール宮里直樹(みやさと なおき)

ヴァイオリニストの両親のもと高校3年生から声楽を志し、東京藝術大学を首席で卒業、同大学院を修了。在学中より日伊声楽コンコルソで第1位(ならびに五十嵐喜芳賞、歌曲賞)等多数のコンクールで入賞、プロオーケストラとの共演も重ね、その後もウィーン国立音楽大学オペラ科に在籍し研鑽を重ねてきました。
30歳を迎えたばかりの今年6月には日生劇場『ラ・ボエーム』にてロドルフォ役を堂々演じました。
若くしてすでに大きなステージをいくつも重ねてきた宮里直樹が、今秋10月ピンカートンで二期会オペラのデビューを飾ります。

本公演を前に、宮里の魅力を凝縮した無料のコンサートをご紹介しましょう!
8月16日(水)12:30から、神楽坂にある「アグネスホテル東京」のランチタイムコンサートに宮里直樹が登場します。ピアノは水野彰子(みずの しょうこ)。30分のステージながらプログラムにはイタリアもの、フランスもの、そしてロシアものと、宮里が磨きをかけてきたアリアが並びました。
この機会に、ぜひ彼の若々しくも気品高い歌唱をお聴きください!

■■■ イベント情報 ■■■
《東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』関連コンサート》
アグネスホテル東京 ランチタイムコンサート 第149回
日時:2017年8月16日(水) 12:00開場/12:30開演(30分)
会場:アグネスホテル東京
料金:無料(先着順・予約不要)
出演:宮里直樹(テノール)、水野彰子(ピアノ)
予定プログラム:
  ドニゼッティ 『愛の妙薬』より
        「なんて、美しい」 「人知れぬ涙」
  マスネ 『ウェルテル』より
        「春風よ 何故私を目覚めさせるのか」
  チャイコフスキー 『エフゲニー・オネーギン』より
        「わが青春のときは遠く過ぎ去り」
  ヴェルディ 『リゴレット』より
        「女心の歌」

▼公演詳細、会場アクセスはこちらから
ホテルイベント - THE AGNES HOTEL AND APARTMENTS TOKYO (OFFICIAL WEB)

▼宮里のプロフィールはこちら
宮里直樹(テノール)|アーティスト検索 - 二期会21

▼宮里直樹の出演日は、10/7(土)と9(月・祝) 《チケット絶賛発売中!》
〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年10月6日(金)・7日(土)・8日(日)・9日(月・祝) 東京文化会館大ホール

▼東京二期会オペラ劇場公演 ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター  オンラインで座席予約可・登録不要
 TEL03-3796-1831(月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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8/20(日) 東京交響楽団:東京オペラシティシリーズ第99回
「三人の会」、そして黛まどかと千住明の世界

大友直人マエストロ、東京交響楽団による日本の作曲家特集で、千住 明作曲『滝の白糸』(第3幕のみ演奏会形式)が取り上げられます。
2014年金沢での初演以来、再演を重ねている同作品に今回、欣哉役のテノール高柳 圭をはじめ、北原瑠美、加藤太朗、北嶋信也、寺田宗永、大川 博、小林啓倫、金子 宏、清水那由太が様々なシーンで登場します。
どうぞご期待ください!

欣哉役:高柳 圭


北原瑠美

加藤太朗

北嶋信也

寺田宗永

大川 博

小林啓倫

金子 宏

清水那由太


■■■ 公演情報 ■■■
東京交響楽団:東京オペラシティシリーズ 第99回
日時:2017年8月20日(日) 14:00開演
会場:東京オペラシティ コンサートホール
曲目:芥川也寸志 弦楽のための三楽章「トリプティーク」
   團 伊玖磨 管弦楽幻想曲「飛天繚乱」
   黛 敏郎 「饗宴」
   千住 明 オペラ『滝の白糸』から第3幕(台本:黛 まどか/演奏会形式)
指揮:大友直人
『滝の白糸』出演:
   (ソプラノ)中嶋彰子、北原瑠美
   (メゾ・ソプラノ)鳥木弥生
   (テノール)加藤太朗、北嶋信也、高柳 圭、寺田宗永
   (バリトン)大川 博、小林啓倫
   (バス)金子 宏、清水那由太
   (合唱)東響コーラス

▼公演詳細・ご予約はこちらから
東京オペラシティシリーズ 第99回|コンサート情報 - 東京交響楽団

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期待の若手歌手による「アルテリーベ・フレッシュコンサート」~8/28(月)は高山美帆&寺西一真 笑う歌には福来たる!

今後の活躍が期待される若手歌手の演奏と、美味しいお料理のおもてなしでご好評いただいている、新橋の音楽レストラン・アルテリーベ東京の「月曜フレッシュコンサート」。
次の二期会New Faceの登場は8月28日(月)。ソプラノ高山美帆(たかやま みほ)とバリトン寺西一真(てらにし かずま)がフレッシュな歌声を披露します!

今回も出演の二人にコンサートに向けての話を聞きましたので、ご紹介いたします。

          *     *     *


ソプラノ
高山美帆
――声楽の道を志すきっかけ等、自己紹介をお願いします。

東京都出身、ソプラノの高山美帆と申します。今回、アルテリーベ月曜フレッシュコンサートに出演させていただけること、とても嬉しく思っております。
私は小学一年生の時から、母校である武蔵野音楽大学の附属音楽教室に通っていました。この音楽教室では故大谷冽子先生の演出で、子どものみで行うオペラを二年に一度公演しており、初めて出演したのは小学四年生の時、『魔笛』の合唱としてでした。本番の最後、カーテンコールで浴びたお客様からの拍手に感動したことが今でも忘れられず、目の前で演じるソリストのみなさんがキラキラしている姿をみて、私もいつかはと憧れました。
その後、『魔笛』のパパゲーノ(男の子が少なかったので女の子がやっていました笑)、『ヘンゼルとグレーテル』のお母さんをさせていただくうちに、歌うことの喜び、演じることの面白さが増していき、自然と声楽の道を志すようになり、オペラの舞台に出演することが大きな夢となりました。


――声種やレパートリー、目指す役や舞台等を教えて下さい。

声種はリリコ・レッジェーロです。
二期会オペラ研修所では『フィガロの結婚』のスザンナ、『コジ・ファン・トゥッテ』のデスピーナ、『こうもり』のアデーレを勉強させていただき、スーブレット役は歌うことも、そして演じることも楽しいレパートリーとなっています。モーツァルトは一番好きな作曲家で、特に『フィガロの結婚』が大好きなので、スザンナ役はいつか演じたい役の一つです。
今までも、『ドン・パスクワーレ』のノリーナ、『ラ・ボエーム』のムゼッタ、『愛の妙薬』のアディーナなど明るく魅力的な役柄を勉強させていただいたので、今後も歌の技術とともに、お客様の心を掴むような女性を演じることのできるよう、追求していけたらと思っております。

――コンサートのテーマやポイントをお願いします。

今回のコンサートのテーマは「笑顔」です。笑うって良いですよね。私自身、常に楽しく笑って過ごせるように、自然と心がけている気がしております。特に美味しいお食事をいただく時間は私にとって至福の時です。だからこそ、お食事とお酒を飲んでいただきながら、お客様の笑顔を歌の力で倍増させることのできるような曲を選ばせていただきました。思わず笑ってしまうような曲も入れ込んだプログラムとなっており、皆様に楽しんでいただけるよう寺西さんと当日まで練りこんでいきたいと思います。

――共演者をご紹介下さい。

寺西一真さんは二期会オペラ研修所の同期で、マスタークラスでは同じクラスでした。寺西さんは真面目で、努力家で、いつも音楽に誠実に向き合うような方ですが、特に人を喜ばせることが好きなようで、喜劇的な役を演じる時にはユーモアがあります。授業中では彼の素敵な声に感動するだけでなく、思わず笑わせてもらうことも多くありました。
そんな彼と今回、「笑う歌には福来たる!」と題したこのコンサートで共演できることが嬉しく、楽しみでなりません!

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バリトン
寺西一真
――声楽の道に進むと決めたときのことを教えて下さい。

今考えると青臭くて文章に起こすのは恥ずかしい話なのですが、小さい頃から私は「誰かの役に立ちたい、笑顔にしたい」と考えていました。
小学生の頃からオーケストラでトランペットを吹いていたのですが、高校生になり真剣に進路を考え始めた時に丁度ウィーンの楽友協会大ホールで演奏する機会に恵まれまして…… その晴れ舞台を最後に音楽は高校まででスッパリと辞め、自分の初心を貫くため高齢化社会の進む日本が必要としている介護職の勉強をしようと決心しました。しかし「音楽で誰かを幸せにする道もあるよ」と高校の担任教諭と音楽教諭に諭され、勧められるままに歌を歌い気が付けば声楽の世界にどっぷり浸かり込んで今に至ります(笑)


――自身の声種、レパートリー、目指している役や舞台、ステージは?

バリトンですね。バリトンといってもハイバリトンやバスバリトンなど細かく分類されますが、自分はそのどちらでもない、真ん中らへんのバリトンです。
大学生になってからオペラに触れ始めたのですが、先輩が公開レッスンで歌っていた『ドン・ジョヴァンニ』のレポレッロや、2010年の二期会『魔笛』を観てパパゲーノに憧れました。彼らのような人間味のあるキャラクターには何とも言えない魅力を感じますし、アンサンブルになった時の低声部はとてもやりがいのあるもので、生涯をかけて追い求めていくものだと勉強するたび痛感させられます。
また、大学の講義でリゲティの『アバンチュール』を学び演奏する機会があり、それがきっかけで現代音楽あるいは今この時代に生きている作曲家の新作初演をさせていただくことが多くなりました。
音楽については雑食性で何でも楽しくやれてしまう気質なので、これからも物怖じせず様々な作品に挑戦していければ良いな、と思っています。

――コンサートのテーマやポイントについて。

「笑顔」です。音楽体験は幸せでなければならない、が個人的なポリシーですのでお客様が笑顔になれることを最優先に考えています。正統派のものから変化球まで、手を変え品を変え様々な方向から楽しんでいただけるよう用意しました。

――共演者をご紹介下さい。

高山さんは二期会研修所の同期でマスタークラスでご一緒しました。とても明るく元気な方で、今回の選曲やテーマ決めの打ち合わせをした時もお互いに似たような発想だったようでトントン拍子で話が進みました。この人となら愉快痛快なひと時を皆様に楽しんでいただけると確信しています。

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ピアノは武蔵野音楽大学(フルート専攻)を卒業し、歌曲やオペラにも造詣の深い齋藤誠二さんです。楽しいコンサートにどうぞご期待ください。
是非ご予約はお早めに!皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■■■ 公演情報 ■■■
アルテリーベ東京 月曜フレッシュコンサート
【二期会New Face】笑う歌には福来たる!

日時:2017年8月28日(月) 18:00開店
    第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:高山美帆(ソプラノ)、寺西一真(バリトン)、齋藤誠二(ピアノ)
演奏予定曲:
 伊藤康英 「あんこまパン」
 プッチーニ 『ラ・ボエーム』より “私が街を歩けば”
 ドニゼッティ 『愛の妙薬』より “なんという愛情でしょう!”
                      ほか

▼ご予約・アクセスはこちら
アルテリーベ東京 TEL 03-3519-7007

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