二期会にはそれぞれの研究テーマをもって個々に研鑽を積み、活動している12の「研究会」があります。毎年夏にその中から多くの研究会が一堂に会する「駅伝コンサート」を開催しています。12回目を迎える今年のコンサートは11の研究会が出演。5時間をかけ、駅伝のように歌の“たすき”を繋げていきます。 また今年度は「一押しコーナー」として、途中にPart1、Part2の新コーナーも登場します。今年も完売が予想されます。ぜひ貴重なチケットをお早目にゲットしてください。
それでは、各研究会ごとにスポットを当て、順にご紹介してまいります。
まずは「ロシア東欧オペラ研究会」からのメッセージをご紹介します。
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【ロシア東欧オペラ研究会】 ~ロシア革命から100年~
出演:橋爪ゆか(ソプラノ)、堺 裕貴(バリトン)、岸本 力(バス)、小笠原貞宗(ピアノ)
「ロシア革命から100年」と題しまして、当研究会は、企画させていただきました。
ロシア革命(1917年)により、多くの芸術家達が生死を彷徨い、苦悩の中で自分らしく生きる道を探し求めたのです。
作曲家 セルゲイ・ラフマニノフ(1873~1943)も革命の年に亡命し、家族と共にロシアを離れ、翌年アメリカに移住します。祖国(ロシアの魂)を失ったラフマニノフは故郷・ロシアを想いながら、1943年第二次世界大戦のさなか、カリフォルニアのビバリーヒルズで永眠。
作曲家 セルゲイ・プロコフィエフ(1891~1953)もまた、革命の年(1917年)にシベリアから日本、ハワイ経由でアメリカに移住する。後に1923年にパリに移り、1936年にソ連に帰国するが、当時のスターリン体制下で作曲家として生きるのに板挟みになり、苦悩し葛藤し、1953年に永眠。
どうぞ、彼らの「生きざま」を心にとめ、ラフマニノフとプロコフィエフの作品をお楽しみください。
代表 岸本 力(バス)
2017年4月21日(金) 二期会ロシア東欧オペラ研究会第13回定期演奏会
会場:渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール (公演詳細)
後半は字幕付きで『ボリス・ゴトノフ』(1872年版:本邦初演)よりを演奏致しました。
「音楽の友」誌(2017年6月号)岸 純信氏によるコンサート・レビューでも高い評価を得ております。
公演チラシ(PDF) |
■■■ 公演情報 ■■■ 第12回 二期会研究会駅伝コンサート ~歌・うた・唄~ 日時:2017年7月23日(日) 15:30開演(15:00開場) 会場:東京文化会館 小ホール (JR上野駅・公園口前) 料金:一般¥4,000、学生¥2,000 全席自由・出入り自由 (学生券は二期会チケットセンターのみ発売) 予定時刻と出演研究会: 15:30~ オペレッタ研究会 15:50~ スペイン音楽研究会 16:10~ ロシア東欧オペラ研究会 16:30~ <一押しコーナー Part1> <休憩15分> 17:00~ フランス歌曲研究会 17:20~ ロシア歌曲研究会 17:40~ ドイツ歌曲研究会 <休憩15分> 18:15~ イタリアオペラ研究会 18:35~ イタリア歌曲研究会 18:55~ 英語の歌研究会 <休憩15分> 19:30~ <一押しコーナー Part2> 19:50~ バッハ・バロック研究会 20:10~ 日本歌曲研究会 <終演予定 20:30> |
▼出演者・演奏予定曲等 公演詳細、チケットご予約はこちらから
・第12回 二期会研究会駅伝コンサート - 東京二期会