2016年06月02日のエントリー

【Nikikai Days 2016情報】7/2(土)第2日<わたしの特別な作曲家>
歌手たちが愛してやまない作曲家の珠玉の作品を集めた夢の饗宴!〔大澤一彰 編〕

7月1日から3日間、サントリーホール ブルーローズにて開催の「二期会デイズ(Nikikai Days@Blue Rose 2016)」。
第2日は、山田耕筰からマーラー、プーランクまで時代と国を超えた名曲の数々を、第一線で活躍する歌手たちが特別な想いをもって歌い上げます。
そんな歌手たちの想いを数回に分けてお伝えしたいと思います。
第1弾はテノール大澤一彰。彼が愛してやまないイタリアを代表する作曲家たちについて語っていただきましょう。

201606_oosawa_kazuaki.jpg ◆大澤一彰(テノール)
二期会デイズ 第2日は、<わたしの特別な作曲家>と題した、国別対抗戦です!
僕は長らくローマで学び、日伊声楽コンコルソでも優勝していることから、《イタリア》担当で、イタリア近現代の作曲家から、1900年を境に活躍した4名を吟味し、その作品を選びました。
前半は、トスティ“暁は光から”と、ガスタルドンの“禁じられた音楽”の流麗な旋律と情熱的な歌詞をお楽しみください。
後半はまず、皆様よくご存じのプッチーニ 歌劇『トゥーランドット』より“誰も寝てはならぬ”をお聴きいただき、続けて、彼の死後『トゥーランドット』の第3幕を完成させた作曲家、アルファーノの珍しい歌曲“ルーチェ(光)”を歌います。
並べて聴くことで、プッチーニの大作を任されたアルファーノの力量を、皆様に感じて頂く…と、いう趣向です。
また、共通したモチーフとして『光』を仕込み、統一感を出しました。
“暁は光から”は、明け方の光、“禁じられた音楽”は、(毎晩私のバルコニーの下でカンツォーネが聴こえる…)の歌詞に始まる月明り、 “誰も寝てはならぬ”は、愛と希望に震える星々の光、“ルーチェ(光)”はまさにタイトル通り…です。
4月、僕の故郷・熊本は震災に見舞われ、実家も被災しましたが、僕の胸に燃える音楽への“光”は、消えることなく、より一層輝き続けています。どうぞお楽しみください!
◆演奏予定曲
トスティ作曲 「暁は光から」
ガスタルドン作曲 「禁じられた音楽」
プッチーニ作曲 歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
アルファーノ作曲 「ルーチェ(光)」

■■■ 公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第2日<わたしの特別な作曲家>

日時:2016年7月2日(土) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)山口道子
   (アルト)秋葉京子
   (テノール)大澤一彰、又吉秀樹
   (バリトン)坂下忠弘
   (ピアノ)多田聡子
▼Nikikai Days 公演情報ページはこちら
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
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●公演のお問合せ、チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831 へ
(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)

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平成28年度(第27回)五島記念文化賞・オペラ新人賞にソプラノ髙橋 維~7月は『フィガロの結婚』スザンナに

二期会所属のソプラノ髙橋 維(たかはし ゆい)が、平成28年度(第27回)五島記念文化賞・オペラ新人賞を受賞!去る4月14日には、ザ・キャピトルホテル東急にて行われた贈呈式に出席しました。
201606_takahashi_yui_00.jpg
▼五島記念文化賞についてはこちら
五島記念文化賞 受賞者のご紹介 - 公益財団法人五島記念文化財団 The Gotoh Memorial Foundation
髙橋は、ルーキー・イヤーの昨年(2015年)から二期会オペラに立て続けに出演。デビューとなった5月二期会ニューウェーブ『ジューリオ・チェーザレ』クレオパトラ役に始まり、7月には宮本亜門演出『魔笛』夜の女王、11月にはオペレッタ『ウィーン気質』ペピと、そのいずれの舞台でも鮮烈な印象を残しています。
201606_takahashi_yui_01.jpg 『ジューリオ・チェーザレ』より
201606_takahashi_yui_02.jpg 『魔笛』より
201606_takahashi_yui_03.jpg 『ウィーン気質』より
そして、今回の受賞を受けて、2017年3月からは五島記念文化財団の助成によりウィーンにて研修をスタートさせます。
髙橋本人から、コメントを受け取りました。

201606_takahashi_yui_04.jpg ――受賞の感想をお願いします。
髙橋: このような栄えある賞をいただけたことを心から感謝しております。いつも応援してくださる方々のおかげでここまで来ることができました。お客様からもたくさんのお祝いの言葉をいただき、大変嬉しかったです。本当にありがとうございます。
研修開始まで精一杯国内で活動させていただきますので、たくさん聴いていただけたら幸いです。研修ビフォーアフターも注目していただけたらと思います(笑)
研修を経て、成長した姿をお見せしたい…!と今から意気込んでおります!
――研修地にウィーンを選んだ理由は?
髙橋: もともと大学院ではドイツリートを中心に研究していましたし、ドイツ語圏でリートやオペラを学べたらな…という思いがずっとありました。
今後身に付けたいレパートリーを考えて、ウィーンが良いのでは、という思いと音楽の都への憧れもあって、昨年実際に滞在したんです。そこで幸運にも良い先生に巡り合うことができたので、研修地に決めました。

そして、髙橋は今年もオペラの舞台が続きます。
まずは7月二期会『フィガロの結婚』スザンナ、続いて9月あいちトリエンナーレ『魔笛』夜の女王、11月二期会『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタと…いずれもウィーンにゆかりの深い作品に出演を予定しており、驚異のペースで昨年を凌ぐ大役に挑戦していきます!
『フィガロの結婚』スザンナにむけての意気込みはこちら!

どうぞ今年も髙橋 維をお観逃しなく!お聴き逃しなく!
▼スザンナ髙橋 維の出演は、7月16日と18日。ご期待ください!
2016年7月公演《二期会名作オペラ祭》W.A.モーツァルト『フィガロの結婚』 - 東京二期会オペラ劇場
 ―各席種ともに残席が少なくなってまいりました。ご予約お急ぎください!

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