2012年09月14日のエントリー

知の巨人リヒャルト・ワーグナー最後の楽劇『パルジファル』ついに開幕!

二期会創立60周年記念の頂点、実に45年ぶりの上演となる、ワーグナーの大作『パルジファル』がついに姿を現しました。(チューリッヒ歌劇場(スイス)、パルセロナ・リセウ大劇場(スペイン)との共同制作)
舞台神聖祝祭劇『パルジファル』は、復活祭、聖杯、贖罪、救済、と信仰と深いかかわりのある物語ですが、演出家クラウス・グートは、多様な文化と歴史を背景に、共に生きる人類の宿命として、一人の若者の成長の姿を描きました。
本場バイロイト劇場と、この東京文化会館の響きを知り尽くしたマエストロ飯守泰次郎氏が、読売日本交響楽団と共に作り出す繊細な美しさ。
5時間という作品は、時間的には長い。けれども、「zum Raum wird hier die Zeit.(ここでは時間は空間となる)」という老騎士グルネマンツの台詞の通り、喧騒の現実を離れて、無意識の世界に降りていく。その瞬間は、やはりワーグナーの魔術というべきものなのでしょう。
舞台の写真を少しご紹介します。
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白鳥を傷つけたことを叱るグルネマンツ(小鉄和広)と、無知にして純粋な少年
パルジファル(福井 敬)
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先王ティトゥレル(大塚博章)と、槍の傷に苦しむアムフォルタス(大沼 徹)
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魔術によって聖物の守護者の地位を狙うクリングゾル(友清 崇)
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クリングゾルによって操られ、また聖なるアンフォルタスの騎士団にも仕える謎めいた女クンドリ(橋爪ゆか)
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パルジファル(片寄純也)は聖なる槍を奪い返し、再びアムフォルタスの館に辿り着く・・・・

公演は17日(月・祝)まで。ぜひ会場でお楽しみください。
休憩は2回。25分ずつを予定しています。
会場の東京文化会館は昨年創立50周年を迎えました。設計は前川國男氏。大ホールのロビーに模型も展示されています。
日本を代表する舞台芸術の殿堂をめぐり、初秋の上野公園を眺めるのもお薦めです。
それでは、上野の東京文化会館でお目にかかりましょう。

▼公演詳細はこちら
二期会創立60周年記念公演 R.ワーグナー『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
▼公演当日のタイムテーブル(予定時刻表)はこちら
9月13日(木)開幕!『パルジファル』公演当日のごあんない - 二期会blog
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二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831【『パルジファル』の電話予約は15日(土)15:00で終了
 ◆インターネット予約Gettiiなら24時間受付!しかも公演当日の開場時刻までご予約可能!
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帆かけ舟

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皇太子さま、東京二期会『パルジファル』プレミエ公演をご鑑賞

9月13日(木)東京二期会オペラ劇場『パルジファル』が開幕しました。
このプレミエ公演では、皇太子さまの御来臨を賜りました。
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皇太子さまは、クラシック音楽に造詣が深く、ワーグナー作品もお好きというように伺っていましたが、この度は5時間の作品を全幕ご鑑賞されました。
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ご鑑賞の後は、指揮の飯守泰次郎氏、演出補のフォルカー・ミシル氏、そして、東京二期会理事長 高 丈二、パルジファル役 福井 敬、アムフォルタス役 黒田 博としばらくご歓談されました。
殿下のおとなりでご一緒に観賞した高理事長によると、殿下は、オペラグラスを片手に、たいへんご熱心に鑑賞され、公演後のひとときには、「とても面白いですね。歌手の皆さんは長時間歌うのは大変でしょう」とおっしゃっていらしたそうです。

『パルジファル』公演は、本日休みを挟んで、15日(土)、16日(日)、17日(月・祝)の3日間開催します。まだお席が残っていますので、皆様もぜひいらしてください!
▼皇太子さまのご来臨を伝える記事はこちら
皇太子さま、東京文化会館でオペラ「パルジファル」をご鑑賞 - MSN産経ニュース
▼『パルジファル』の公演詳細はこちら
チューリッヒ×バルセロナ×東京 三都市をつなぐ国際オペラ・プロダクション!『パルジファル』 - 東京二期会オペラ劇場
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