二期会WEEK@サントリーホール2012、全日程終了しました。ご来場の皆様ありがとうございました。
最終日は、亀山勝子&法男の昭和歌謡とクラシックのコンサートでありました。最初の曲「浜辺の/荒城の、歌/月」(〈浜辺の歌〉と〈荒城の月〉を同時に演奏する)から、亀さんワールド全開。クラシックの名曲に、昭和の歌謡の名メロディーが顔を出したり、引っこめたりするオリジナル・アレンジによる唯一無二のプログラム!お客様には、青春を思い出させてくれる懐かしいひとときを過ごしていただけました。
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「自然」をコンサートのモチーフにお贈りした1週間。
ホッキョクグマの保全活動を行っているNPOポーラーベアーズインターナショナル(PBI)への活動支援募金箱をロビーに設置し、77,829円の寄付金をお客様からお預かりしました。寄付金は、PBIの活動を支援しているフォルクスワーゲン・ジャパンを通じてPBIにお送りしました。多くの方のご協力、まことにありがとうございました。
この団体の調査によれば、地球温暖化の影響により北極圏の海氷が減り、ホッキョクグマの餌場や巣穴の場所が急激に失われているそうです。餌が取れず巣穴もなければ、子育てをすることができず(40%のホッキョクグマが生まれて1年以内に命を失うという調査も出ているそうです)、2040年までに世界の3分の2のホッキョクグマが姿を消すと予測されています。私たち芸術団体が地球規模の問題についてできることなどほとんどないのですが、私たちは「想像力」を働かせ、それをお客様と共有することはできます。
熱い想いを太陽にたとえ
木陰にやすらぎをおぼえ
暗い夜、遠くにきこえるナイチンゲールの声に
恋人の声をかさね
春の風にその人への便りをたくす
絶望さえ、星の輝きにてらして
夕映えに生涯をふりかえる
人間の美しい感情のそばには
いつも美しい自然の姿がありました
私たちが伝えようとする歌には
自然と人間が美しくつながってきた証が
たしかに刻まれています
失いえぬものと思うからこそ、
これからも歌いついでいきたいのです
自然と共に生き、共鳴しあう歌を、みなさまに
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二期会WEEK、来年は2013年6月17日(月)~23日(日)の開催です。
zen