2011年07月26日のエントリー

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2011

「音楽のまち・かわさき」が贈る、夏の音楽祭
首都圏で活躍する9つのオーケストラが川崎に集結し低料金で音楽の楽しみをお届けする夏の音楽祭が今年も間もなく開幕します。
ミューザ川崎シンフォニーホールが東日本大震災の被害で暫く使用できない為、日程と場所を何カ所かに変更しての上演ですが、昨年好評だった「劇音楽シリーズを再び!」と、27日のオープニングコンサートで東京交響楽団がベートーヴェンの音楽劇「エグモント」を上演。東京二期会『トゥーランドット』のリュウで好評を博したばかりの新垣有希子が出演致します。東京藝術大学大学院に学び、現在イタリアのボルツァーノでさらなる研鑚を積む新垣の旬の歌声を、壇ふみさんの日本語による心に沁みる語りとともにお楽しみください。。
▼公演詳細
7月27日(水) 東京交響楽団 オープニングコンサート - フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2011

ベートーヴェン:交響曲第1番
ベートーヴェン: 劇音楽「エグモント」
開演 14:00(開場 13:00)
終演予定 16:00 (休憩有)
会場:テアトロ・ジーリオ・ショウワ(小田急線新百合ヶ丘徒歩4分)
全席自由:2,500円
ベートーヴェンの音楽劇「エグモント Egmont 作品84」は、ゲーテの戯曲のための劇付随音楽で序曲とソプラノ独唱を伴う曲を含む9曲から成り、スペインの圧政から独立しようとする16世紀オランダを舞台にフランドル領主の英雄エグモントが独立運動の志を果たせず断頭台の露と消えるというストーリー。
新垣はその恋人クレールヒェンという重要な役柄で、登場の場面では、恋する乙女の不安や喜びを、そして救出に力及ばす自らも毒をあおる有名な「 Die Trommel geruhret クレールヒェンの死」までを色彩豊かに歌いあげます。
最終シーンの音楽では、クレールヒェンの幻影が処刑台へ向かうエグモントを祝福するかのようで、その後の独立への勝利を予感させるようなオペラティックな盛り上がりが印象的です。オランダ出身のマエストロ スダーンの深く読み込まれた流麗な音楽創りの生きる傑作に仕上がりました。

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24日オーケストラ合わせ中のマエストロ
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24日のオーケストラ合わせ後の壇ふみさんとソプラノの新垣有希子(右)
壇さんは昨年は同シリーズのメンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」では
妖精パック役に扮しての語りとしても大活躍でした

diamond

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