2011年06月10日のエントリー

バリトン与那城 敬、待望の東京オペラシティ「B→C」にまもなく登場!

確かな実力とスター性を兼ね備えた人気バリトン、与那城 敬
4~5月の東京二期会公演『フィガロの結婚』ではスタイリッシュな伯爵が印象的でした。
そしていよいよ今月21日、実力ある個性的な若手日本人演奏家による東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C(ビートゥーシー|バッハからコンテンポラリーへ)」に登場します。
yonashiro_11_June.JPG Photo by Kei Uesugi
今回のリサイタルに意欲的な曲目を揃えた与那城は、演奏作品への理解を深めようと一時渡欧し、《天使の光》ヴォカリーズ(母音のみの曲で本邦初演)作曲者ダニエラ・ガレッラ氏を訪問、また世界的に著名なリート奏者として活躍するピアニスト・ハルトムート・ヘル氏、ドイツ・リート歌唱で国際的に評価を得ている歌手の白井光子さんに音楽的アドヴァイスを仰ぐなど、新たなチャレンジへ向け成果を挙げて帰国致しました。
ブラームスやマスカーニの琴線に触れる恋の歌、ドイツの現代作曲家リームの[鬱]を主題にした作品、そして20世紀を代表するコルンゴルトのオペラ『死の都』から「ピエロの歌」など、際立つ旋律の美しさばかりでなく、深い内面世界を表現する変化に富んだプログラムで、百面相のごとく様々な魅力を発揮致します。
伴奏はドイツ国家演奏家資格を持つ山口陽子。
準備も整い満を持して臨む気鋭の俊英、旬の歌声をお聴き逃しになりませんように。
皆様お誘い合わせの上ご来場ください。
yonashiro_June_8blog1.jpg Photo by 三好英輔
「この度イタリアとドイツに1ヶ月間滞在し、「B→C」でプログラミングしたイタリア(D.ガレッラ)、ドイツ(W.リーム)両国のコンテンポラリー作品について理解を深める大変良い機会となりました。ガレッラさんとはフィレンツェ郊外のご自宅で直接お目にかかりお話を伺うことが出来、多くのアドヴァイスを頂きました。ナチュラリストで、自家製オリーブオイルを使った美味しい食事を頂いたり、ジブリ作品の大ファンだというようなエピソードも聞けました。
また、ドイツ・カールスルーエにおいてはリーム作品の初演をされた白井光子さんにリサイタル曲のレッスンを受けてきました。3日に1度ほどのレッスンはハードではありましたが、それぞれの曲における声や感情の方向性等を時間を掛けて勉強することが出来、大変貴重な経験となりました。本番では観客の皆さんは勿論、自分自身も楽しめるようなリサイタルにしたいと思います。」- 与那城 敬

◆◆コンサート概要◆◆
東京オペラシティ リサイタルシリーズ
「B→C バッハからコンテンポラリーへ[133]与那城 敬 バリトン」

●2011年6月21日(火)19:00開演
●東京オペラシティ リサイタルホール
●料金 3,000円(全席自由・税込)残券僅少!
●出演 与那城 敬(バリトン) 山口陽子(ピアノ)
●演奏予定曲
 J.ブラームス
  《9つの歌》op.69から「太鼓の歌」
  《歌曲集》op.59から「君の青い瞳」
  《A.プラーテンとG.F.ダウマーによる歌》op.32から
 J.S.バッハ
  カンタータ第82番《われは満ちたれり》BWV82
 W.リーム
  中声とピアノのための《ペーター・ヘルトリングによる4つの詩》(1993)
 E.W.コルンゴルト
  《死の都》op.12から「私の憧れ、私の幻」
 D.ガレッラ
  《天使の光》(2010)から「ハジエル」「エレミア」「シタエル」
                            ほか
▼コンサートの詳細・お問合せ・ご予約はこちらから
B→C バッハからコンテンポラリーへ[133] 与那城 敬(バリトン) - 東京オペラシティ
▼与那城 敬をもっと知る
与那城敬 オフィシャルサイト
▼現在配布中の「ぶらあぼ」6月号でインタビューが掲載されています 
WEBぶらあぼ|ぴっくあっぷ

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