2010年08月25日のエントリー

二期会ゴールデンコンサートVol.30「ドイツリートの継承」
中山悌一先生を想うメッセージ 【1】

二期会21では10月2日(土)に千駄ヶ谷・津田ホールにおいて《二期会ゴールデンコンサートVol.30中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」》を開催致します。
公演に向け、出演者からメッセージが届きましたので、ご紹介します。
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 メゾソプラノ 永井和子
 演奏予定曲
 シューベルト作曲 糸を紡ぐグレートヒェン
 コルンゴルト作曲 幸せを願う

「まず、シューベルトの歌曲から始めよう!」―中山先生のレッスンのスタートです。今、楽譜を開くと、当時の私の筆跡に、緊張しながらも先生の注意やお話を一言も聴きもらすまいと書き留めた真剣な想いが甦ります。
 先生の見事なピアノ伴奏で歌い、教えを受けられた贅沢な時間・・・今、改めて大きな尊いものに包まれて学んだ事に、心が一杯になります。
 自分の・・・そして歌うことの原点に引き寄せられるシューベルトの歌曲からの一曲です。
そして感謝と共に全ての幸せを願いコルンゴルドからの一曲です。
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 テノール 近藤政伸
 演奏予定曲
 シューマン作曲 きみの顔/護符/献呈

私の中での中山悌一先生
藝大学部時代、70年安保の余波が藝大にもあり、純粋な芸術家でもあった先生は嫌気がさし潔く退官されてしまった、
幸いにも二年大学院浪人した私は再び戻られた先生のドイツ歌曲の授業を受けることが出来た。二期会デビューの『フィデリオ』では練習中からいつも居らして直接指導をして下さった。
二期会が財団法人(33年前)になったパーティーの席での先生の笑顔が忘れられない。会報の原稿編集の為、ご自宅に呼んでいただき、インタビューをさせて頂いた。創立の由来、二期会の目的、その目的達成の為に何をしてゆくかを直接教えて頂いた。二期会発展の為の特別研修会理事会(箱根一泊・自前ですが・・・)、千駄ヶ谷移転の為の度重なる理事会の他、それぞれの中山先生のお顔が思い出される。昨年10月『蝶々夫人』公演の直前の9月29日に昇天され、上野の寛永寺にて先生とのお別れをさせていただきました。合掌
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二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.30
〜中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」〜

公演日時:2010年10月2日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全自由席 4,000円
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二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール - 主催コンサート|株式会社二期会21

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