2009年03月09日のエントリー

ウィーン国立歌劇場の専属ソリスト甲斐栄次郎 公演情報

kai0709.jpg先日もウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper )『ラ・ボエーム』ショナール役で存在感を示したバリトンの甲斐栄次郎。
4月にコンサートの為、一週間ほど帰国し、5月にはウィーンで『蝶々夫人』のシャープレス役で出演予定です。

甲斐栄次郎出演予定
東京交響楽団 2009シーズンオープニングナイト
 〜シューマンとブラームスの世界〜「ドイツ・レクイエム」

2009年4月6日(月)19:00開演 サントリーホール
指揮:ユベール・スダーン ピアノ:伊藤恵 ソプラノ:菅英三子 バリトン:甲斐栄次郎 
語り:檀ふみ 合唱:東響コーラス 
<第1部>シューマン:色とりどりの小品 作品99より
 三つの小品/5つのアルバムの綴りよりI・II/幻想曲ハ長調 作品17より/女の愛と生涯 作品42より ほか
<第2部>ブラームス:「ドイツ・レクイエム」作品45
▼公演詳細はこちらをご覧ください
東京交響楽団特別演奏会
2009シーズンオープニングナイト 〜シューマンとブラームスの世界〜 - 東京交響楽団
ウィーン国立歌劇場 プッチーニ作曲『蝶々夫人』
2009年5月13日(水)・15日(金)
Producer:Josef Gielen
指揮:Giuliano Carella
装置・衣裳:Tsuguharu Foujita(藤田嗣治)
主なキャスト:
蝶々さん   Hui He
ピンカートン Marian Talaba
シャープレス 甲斐栄次郎   ほか
この演出は40年以上続いており、舞台美術はフランスで成功した画家・彫刻家の故藤田嗣治氏。
藤田嗣治(1886〜1968年)氏は人生の半分以上を、おもにパリとその近郊で暮らし晩年にはフランスに帰化し、レオナール・フジタとして活躍。
甲斐栄次郎は2006年の夏にパリに滞在した際、ランスへも出向き、レオナール・フジタの作った礼拝堂を見に行ったことがあるという。2008末にN響「第九」のソリストなどとして短期帰国した際には上野の森美術館での「レオナール・フジタ=藤田嗣治展」へ足を運んだ。レオナール・フジタ氏との時を超えた接点に公演への意欲も一際高まっています。
さらに今回の蝶々さん役(Hui He)には美声の中国人ソプラノ。これまで蝶々さん、トスカ、『トゥーランドット』リュー、『仮面舞踏会』アメーリアなど、ウィーンをはじめミラノ・スカラ座、アレーナ・ディ・ヴェローナにも出演し大成功を収めフランス、イギリス、ドイツ、イタリアなどで活躍。
甲斐とは2000年のイスラエルでの講習会が初対面だったが、その時にすでに「あれほど素晴らしい声を聴いたことはない」と思えるほどでしたと甲斐は語っています。甲斐栄次郎自身も03年よりウィーン国立歌劇場の専属ソリストとして、エンリーコ、マルチェッロ、ベルコーレ、レスコーなど数多の舞台で実力を発揮、国際舞台で注目を浴びており、まさに今が旬の二人の共演が楽しみです。
ピンカートン役のMarian Talabaも『トゥーランドット』のカラフなども得意とする美声のテナー。
▼ウィーン国立歌劇場のサイトはこちら
ウィーン国立歌劇場(日本語版) ただし公演スケジュールはドイツ語または英語です

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