2007年9月18日東京藝術大学奏楽堂にて開催された、藝大120周年記念リサイタル「MICHIO TATARA LIEDERABEND IN SOGAKUDO」がCD化され、いよいよ12月10日に発売されます。
「多田羅 迪夫/奏楽堂ライヴ ドイツ歌曲の夕べ」
秋の夜長にしみじみと聴きたい熟成されたよいワインのように芳醇な声の魅力、オペラ歌手 多田羅迪夫が奏でるドイツリートの世界。音楽と人生への深い思いに満ちた感動の一夜がついにCD化
《遥かなる恋人に寄す》で憧れに打ち震える初々しい恋愛感情と触れあい、《リーダークライス》で愛と死の暗示と象徴に満ちたロマン的世界を逍遥したあと、ブラームスの歌曲で愛への洞察を深め、《4つの厳粛な歌》で死と正面から向かい合う。だが、最後に多田羅さんがブラームスに共感を寄せつつ、高らかに讃えるのは「愛」である。ここに、このリーダー・アーベントに託する多田羅さんの思いは完結する。これらの演奏が聴き手の心を大きく動かさぬはずはない。
〔岩下眞好−ライナーノートから〕
2008年12月10日 ディスククラシカジャパンより発売 3,000円(税込)
収録曲 ♪
ベートーヴェン
●歌曲集「遙かなる恋人に寄す」作品98
1. 丘の上に私は坐って/2. 青い山々が/3. 空高く軽やかな帆をあげている舟よ/
4. 空高く行く雲/5. 五月がめぐってきて/6. この歌をさあ、受け取って下さい
シューマン
●リーダー・クライス 作品39
1. 異郷にて/2. 間奏曲/3. 森の対話/4. 静けさ/5. 月の夜/6. 美しい異郷/
7. 山城の上で/8. 異郷で/9. 憂愁/10. 薄明かり/11. 森の中で/12. 春の夜
ブラームス
エーオルスのハープに寄せて 作品19 No.5
セレナーデ 作品106 No.1
われらはさまよい歩いた 作品96 No.2
甲斐無きセレナーデ 作品84 No.4
使い 作品47 No.1
風もそよがぬ、和やかな大気 作品57 No.8
●歌曲集「四つの厳粛な歌」作品121
1. 人の成り行きは/2. 私は顔を向け、そして全ての人を見た/
3. おお、死よ、お前はなんと苦いことか/
4. たとえわたしが人間の言葉や天使の言葉で語っても
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CDラインナップ/多田羅迪夫/奏楽堂ライブ・ドイツ歌曲の夕べ−DISC CLASSICA
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