11月10日(土)・11日(日)に日生劇場で上演された、ベッリーニ作曲「カプレーティ家とモンテッキ家」が好評のうちに幕を閉じました。緊密な音楽の美しさ、映像なども盛り込んだ演出上の新しい試み、激しい殺陣のシーンなど、息を呑む展開は、単なるメロドラマにとどまらず、登場人物たちに息吹を吹き込みました。
稽古を積み重ねた林美智子のロメオ、小原啓楼と樋口達哉のロメオの敵役テバルド、津山惠のジュリエッタ、そしてジュリエッタの父の長谷川 顯と鹿野由之、ロレンツォの黒田博などが、存在感溢を示しました。
色彩的にも美しく、ソリストだけでなく合唱メンバーもダイナミックな演唱で舞台に奥行きを添えました。
指揮:城谷正博 演出:田尾下哲
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
(下2点=撮影:田尾下哲)
◎ゲネプロの舞台写真などがクラシックニュースに公開されています。
http://www.music.co.jp/classicnews/c-news/index.html クラシックニュース
◎本日(11月12日)指揮者、演出家などをパネリストに迎えた舞台フォーラム2007(メーキングプロセスと舞台見学)が開催されます。
パネリスト=指揮:城谷正博、演出:田尾下哲、ドラマトゥルグ:中村康裕、コーディネーター:畑野一恵(舞台美術家)
時間=18時30分〜20時30分まで 日比谷の日生劇場にて(入場無料)
問合=日生劇場 電話03−3503−3121
http://www.nissaytheatre.or.jp/ 日生劇場